説明
江戸小紋の中でも格の高い「江戸三役」を雪輪重ねの中に収め、江戸の藍(japan blue)で染め上げました。江戸三役の柄は、現代では準礼装(略礼装)として扱われます。紋を入れると、一つ紋または三つ紋を入れることで、結婚式の披露宴、入学式・卒業式、七五三の付き添い、お茶会などの改まった席に着用できます。また紋を入れない場合はおしゃれ着やカジュアルな食事会などに着用されます。
その歴史的背景と品格から、流行に左右されない、着物の中でも特別な地位を占める文様です。
「江戸三役(えどさんやく)」とは、江戸時代に武士の裃(かみしも)の柄として定められた、江戸小紋の中で最も格の高い三種類の文様の総称です。遠目には無地に見えるほど緻密なこれらの柄は、現代でもフォーマルな着物として重宝されています。
江戸三役の種類
鮫(さめ)
特徴: 鮫肌のように細かい半円形の模様が、斜め方向に規則正しく並んだ柄です。
歴史: 紀州徳川家(和歌山藩)の定め小紋(お留柄)でした。
意味合い: 災難や厄除けを願う意味が込められています。
角通し(かくとおし)
特徴: 非常に小さな正方形(角)が、縦・横・斜めに隙間なく並んだ、整然とした幾何学模様です。
歴史: 信濃国(長野県)の戸田氏(松本藩)の定め小紋でした。
意味合い: 縦横まっすぐに筋が通っていることから、「筋を通す」「初心を貫く」といった潔い心意気を表します。
行儀(ぎょうぎ)
特徴: 小さな点(または小さな正方形)が、斜め45度の角度で規則正しく並んだ柄です。
歴史: 徳川家や薩摩藩(鹿児島藩)の定め小紋でした。
意味合い: 人がお辞儀をしているように見えることから、「丁寧」「礼儀正しい」という意味が込められています。






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