説明
「鍋島小紋(なべしまこもん)」とは、旧佐賀藩(鍋島藩)の藩主や武士が公式の場で着用する裃(かみしも)に用いられた、藩独自の定め小紋(留柄)のことです。 それを「定め小紋」と呼び勝手に使うはできませんでした。その中でも、三役(鮫、通し、行儀)は一格上の柄として今でも扱われていますが、この柄はそれと同格と言われ、大変格調が高く珍重されています。
柄のいわれは「胡麻(ごま)の断面」を図案化した模様と、星を表す「七曜(しちよう)」を組み合わせた非常に細かい文様です。当時、佐賀藩では胡麻の栽培を奨励していたことや、胡麻は一粒から多くの油が取れること、また七曜が信仰対象であったことなどから、繁栄や魔除けの意味が込められています。 2025年現在は、鍋島焼の開窯350周年といった節目の年でもあり、佐賀の伝統文化の一つとして改めて注目が集まっています。






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