説明
「角通し(かくとおし)」は、江戸小紋を代表する「江戸三役」の一つに数えられる、非常に格の高い文様です。
1. 模様の特徴
デザイン: 小さな正方形(角)が、縦・横・斜めに規則正しく、隙間なく整然と並んだ模様です。
「通す」の意味: 縦にも横にも模様がまっすぐ突き通っていることから「筋を通す」「初心を貫く」という潔い意味が込められています。
2. 格付けと用途
江戸三役: 「鮫(さめ)」「行儀(ぎょうぎ)」と並び、江戸小紋の中で最も格が高い柄とされます。
着用シーン: 遠目には無地に見えるほど繊細なため、紋を入れれば準礼装(略礼装)として、結婚式の披露宴や入学式・卒業式、お茶会などのフォーマルな場に着用できます。
3. 歴史的背景
武士の礼装: 江戸時代、信濃国(現在の長野県)の戸田氏(松本藩)の定め小紋として使われていました。武士の裃(かみしも)に用いられた歴史から、現在でも非常に格調高く、都会的で洗練された印象を与えます。
4. 2025年現在の視点
ユニセックスな魅力: 幾何学的なドット柄に見えるため、現代のファッション感覚にも馴染みやすく、男性の着物や帯としても非常に人気が高い柄です。
コーディネート: 帯次第で、セミフォーマルからお洒落なカジュアル着まで幅広く着回せる「万能な一枚」として、2025年も着物愛好家の間で重宝されています。






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