千歳屋について
街の呉服屋
きもの千歳屋は、小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅にあるウルトラマン商店街の中にあります。
都心のデパートの呉服売り場でもなく、デパートの中のチェーン展開の店舗でもなく、、WEBSHOPメインの店舗でもない、
街の呉服屋として地域の皆様を中心に、「着物を着る人のためのお店」として少ないスタッフとともに営業しています。
着物を着る人のためのお店って、どんなお店なんでしょう?
・・・着物を着るために必要な紐や足袋などが一式揃っていて、着物を始めたい!と思ったらすぐに揃うお店。
・・・着物を着たら汚してしまった!お手入れの相談ができるお店。
・・・もらった着物の寸法が自分に合っていない!サイズ直しを相談できるお店。
・・・こんな帯や着物がほしい!と思った時に、工芸品ではなくリアルクローズとして物が買えるお店。
千歳屋が目指してるお店は、そんなお店です。
着物を着たくなるお店って、どんなお店なんでしょう?
・・・スタッフが着物を好きで、たくさん着ているお店。
・・・来ているお客様も着物を楽しそうに見ていて着ているお店。
・・・お子様からご年配、男女関係なく楽しめるお店。
たくさんのかたに着物に触れて欲しい、千歳屋が目指しているのは、そんなお店です。
そのために、千歳屋では着物や帯を販売するだけではなく
メンテナンスや、小物を一通り揃えていることを重要視しています。
昨今の様々な値上がりに伴い、以前ほど品揃えや取り寄せなど叶わないことも増えて来ている現実もございますが、正直な商売をすることを念頭に、スタッフ一同真摯に着物と、着物を愛するお客様と向き合っております。
東京シルク
千歳屋のもう一つの顔は、東京に最後の一軒となった養蚕農家と作り続けている、東京産のシルクです。
現在、絹の生産シェアは99.9%を外国に頼っており、国産の繭は群馬県を筆頭にしても1%を切りました。
さらにその中で一軒となった東京の養蚕農家と、契約して繭を買い上げています。
長野県の岡谷で繭から糸へ。京都の丹後で糸から反物にしています。
そうしてできた東京シルクは、特殊な技法にて糸をとった独特の風合いと真っ白さをもった特別な生地です。
染めた時の発色の良さは、どの作家さんからも評判がよく、草木染めや歴史的衣装の修繕の方からも定評をいただくほどです。東京シルクを作るにあたって、母体となっている多摩シルクライフ21研究会の代表となっていた小此木先生は日本の絹研究者としても第一人者です。皇居の養蚕のご指導など、絹の知識は幅広い方です。
そんな絹と染織に詳しい方々がこだわって作り上げた糸が、東京シルクなのです。

東京シルク振袖
東京都の中小企業公社がSDGs経営推進事業を紹介しているページに、千歳屋が掲載されています。
約半年間、中小企業公社からSDGsについて研修するための講師を派遣していただき、研修を行いました。
その内容についてインタビューされている記事です。