説明
無形文化財は、年間多くて3反、糸は越後上布と同様、現在は福島の昭和村から分けてもらっているとのこと。ただ手績み(てうみ)で細い糸を作れるおばあちゃんが少なくなっているため、ほとんど技術保存のために作っているという状況です。
本品は普及品で、糸は中国の麻から作った糸を使い、糸染めからは日本で作られているそうです。染め上がった糸はコンニャク糊でカバーリングして、半自動の織機で織ります。その後「湯もみ」、一反ずつお湯の中で揉み込むことで糊が落ち、緯糸が縮むことで小千谷縮独特のシボが生まれます。この工程ができる方が少なくなっているとのこと。最近特にお値段が上がっている商品です。ちなみに着物より襦袢の方が糸が細いのに値段が安いと産地の方からこぼされています。
吉新織物のHP https://www.yoshishin-orimono.com/%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E5%B7%A5%E7%A8%8B
国の重要無形文化財 小千谷縮(おぢやちぢみ)
江戸時代初期、播州明石から来たといわれている堀次郎将俊が、それまでの越後麻布に改良を加えて完成したのが小千谷縮です。しぼのある独特の風合いで高い評価を得、昭和30年(西暦1955年)、国の重要無形文化財に指定されています。その技法を生かして織り始めたという小千谷紬も、昭和50年(西暦1975年)に伝統的工芸品に指定されています。
小千谷縮の材料は苧麻(ちょま)という上質の麻です。これを細かく裂いてつなぎ合わせ、一本の長い糸を作ります。
準備された経糸(たていと)に、模様付けされた緯糸(よこいと)一本一本柄を合わせながら丹念に織ります。一尺織るのに900回も手を動かすといいます。
織り上げられた反物は、地を白くするために雪の上でさらされ、完成します。この雪ざらしは、小千谷に春を呼ぶ風物詩です。
小千谷市の観光サイトより抜粋 https://www.city.ojiya.niigata.jp/site/kanko/ojiyachijimi.html
ちなみに、市場価格は絣もので300~400万円位にはなるようです。残念ながら千歳屋ではいままで扱ったことはありません。
オーガニックラミー100%
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