説明
30年以上以前から取り扱っている東レシルックのきものです。メイドイン東京の東京シルクを扱って20年以上の千歳屋としては、どちらも大切に扱ってきました。特に東レシルックは、毎日店主も着て店に出ておりますので(すみません。東京シルクは特別な時に着ております)そのメリット、デメリットは体感実感してお勧めしております。
メリット:
1、やはり洗濯機で洗える!ところですね。軽い脱水してえもんかけ(ハンガーじゃないやつ)にかけて、ホテルのバスルームにかければ半日で乾きます。しわもほぼ気にならないけど、帯下など気になれば、裏からアイロンかければ簡単です。
2、また着物は最初は軽い「はじく加工」がしているので、軽い小雨や水溶性のシミ(具体的にはお醬油やお酒など)は気にならないですね。ちなみに長襦袢地は、吸湿性を重視して作っているのだそうですが、男物は着たことがないので、良さを伝えられません。
3、うちの店で特に大事にしているのは、「お手頃価格でお誂え」です!着付教室などを長年続けているので、自分の寸法に合った着物を着るとなんてかっこよく着られるのか!と皆さん感動します。よく自動車学校に例えて話をするのですが、免許を取っていきなり高級車で路上に出るのはとても危険です。まずは自分のサイズに合った着やすく、扱いの易しいもので、お値段もお手頃(といってもその方の寸法に合わせてお仕立てすると全部で税込みで4万円くらいはしますが。。。)で、まずはお出かけしましょう!
デメリット:
1、絹に比べて・・・暑い!
天然繊維ではないため、汗を吸い取りはしません。(東レでもセオアルファーという素材を開発していますが、少々がさつきがするのと、基本汗を吸い取るスポーツタオルの原理(すみません、詳しくはわかりません)みたいなので汗や熱を衣服の外に逃がす機能のようです)それでも洗濯機で洗えるから、メンテナンスは簡単ですよね。
2、絹に比べて・・・重い!
シルック以外の化繊の着物と比べると、体にそってくれる、裾さばきが絹に近い(シルック以外のものに比べて)型崩れしずらいように思います。あと丈夫!(これってメリット!)ですね。この間長年着ていたシルックの着物を洗い張りして仕立替えました。こんなことやるの千歳屋さんくらいだねと仕立屋さんから言われたとか。
3、絹に比べて・・・着崩れやすい!
私見ですが、前がはだけやすいように思います。滑るのかな、必ず衿止め(s字をつぶしたような金属製の櫛のようなもので衿の重なっているところに使って、はだけるのを防ぐもの。落語家や長唄の方がよく使います)を使います。ですので特に腰ひもは幅の広くてしっかりしたものを使っています。
長々と書いてしまいましたが、きものビギナーには特におすすめです!ほとんどの方は、若いころの着物や、もらった着物、親の着物など現在のご自分の寸法に合わないもので、練習するためせっかく頑張って着られても、なんだかかっこよくない。。ぜひチャレンジしてみてください。身長173cmくらいの方までなんとかなります。
東レシルックとは…
https://www.sillookkimono.com/sillook/index.html
※微妙な色合いのためブラウザによって色合いが変わることがありますご了承ください。
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