群馬県で桑の苗を植えてきました!

植樹祭に参加してきました。

 

群馬県の赤城山のふもとに広がる桑畑の一角に桑の苗10本を寄付し植えてきました。3年ほどで立派な葉に育って、蚕のごはんになります。

養蚕農家の糸井さんは、今年85歳ですが毎年5蚕期1500kgの繭を育てます。東京で唯一の長田養蚕の2蚕期120kgと比べても、すごい量です。

昨年、群馬県でもついに農家数が59軒と60軒を割り込み、減少が続いています。現在純国産の日本での消費量の0.1%にまで減っています。
このパイプを使った建物は、蚕室です。屋根はトタンだそうです。そのため夏が大変暑いため夏蚕は取りやめたとのこと。それまでは年に7蚕期で3000kg!も育てていたとのこと。

以前の台風で蚕室が被害を受け建て替えを行政に相談したが、なかなかやってもらえないので、なんと!自分で鉄パイプ買ってきてつくっちゃったそうです。下も湿気が上がらないように、ちゃんとコンクリ打ってます。それで最後の枝の処理は、小型のブルドーザーで始末する。
群馬県では、稚蚕飼育(卵から幼虫2~3齢まで)は地元群馬県の人口飼育所で育てて、そこから飼育していますが、東京の場合は、一軒だけのため、卵から桑だけで育てています。それは大変手間のかかる作業ですが、桑で育てると良い繭に育つとのこと。

まあ、10本ですので腰も痛くならず、掘っても宝物が出てきませんでしたが、そのうちこの桑が「金のなる木」になればいいなあ。